ここ一週間ほど熱が下がらず、眠れないほどの頭痛が続いていました。
それでも、原稿は追い込みだし、DVDやCDの収録なども集中し、もろもろの大切なお付き合いもありで、かなりの無理がかかっていたのも事実だけれども、忙しいのはみんないっしょですから、やっぱり自己管理のぬかりなわけです。
みなさんに心配rしていただいたり、助けていただいたりで、ほんとうに幸せなことだと思いました。
おかげさまで、今日あたりからぐんぐん回復してきました。
とくに、西野椰季子先生から、いろいろと温かく貴重なアドバイスをいただきまして、それによって、自分の不調を、なにか客観的に観察できたというか。
薬を飲んでしまえばたしかに楽だけれども、それで楽になってしまったら、もうそれ以上考えるということがない。
でも、できるだけ薬に頼らずに、なんとかしようと思うと、いろいろ工夫する。工夫するから、自分の身体のことがいろいろと分かってくる。
「具合の悪いときほど、自分の身体のことが分かるものです」と西野先生がおっしゃっていたけれども、まったくそのとおりだなあと。そう考えると、体調の悪いことそのものもまた学びの機会なんだ、と思い至るわけですね。
これは、病気に限らず、あらゆることに共通しているんじゃないだろうか。効率主義というか、都合の悪いことはとかくてっとりばやくプロに丸投げして対処してもらって、自分はもっと大事なことに関わろう、なんていうのが何か正しいことのような風潮があるけれども、そういう都合の悪い《無駄なこと》もまた、自分にとって大切なことであるはずで、だからそれとじっくり向き合うことで、なによりも《自分のことがわかってくる》んじゃないか。
なんか、そんなことを考えました。
大げさに言えば、アポロン神殿に刻まれたあの《汝自身を知れ》という言葉を、自らの体調不良の中に見出して驚いた今日このごろなのでした。