今日、4月1日は、エイプリールフールの日。この日だけは、悪意のないウソで楽しみましょうという日です。
でも、僕にとっての4月1日は、ちょっと違っています。毎年思い出すことがあるんです。
まだ子供のころに、はじめて、自分の親しかった人が亡くなってしまうという悲しい経験をしたのが、4月1日なんです。
毎日のように会っていて、ほんとうに仲良くしてくれていた人が、死んでしまった。死というものを、もちろん理屈では分かっていたけれど、感情のレベルでは、何が起こったのかほとんど理解できなかった。自分がリアルに知っている人と、死というものが、どうしても結びつかなかったのですね。
そのとき、「これがエイプリールフールの冗談だったらいいのにね」と話したのを覚えています。
あの日から、何十年も経って。親しい人をもう何人も亡くしましたけれども、4月1日を迎えるたびに、心の中で、「世の中の悲しいこと辛いことのすべてが、『実はエイプリールフールのウソでした~!』って、誰か言ってくれないかなあ」なんて、子供じみたことを考えている僕なのです。
僕も、もういい歳になったのにね(笑)