能力も経験もないなら、せめて「素直」になればいい。そうすれば、経験や能力のある人が、お金にかえられないアドバイスやサポートをくれるものです。
だから、何か事をはじめるにあたっていちばん大切なのは、能力や経験よりも、「素直さ」だと僕は思います。
人が、思わずアドバイスしてあげたくなるような、そんな素直さの魅力をもった人は、どんな状況にあっても成長していけるものです。
でも、能力や経験のない人ほど、素直になれない。素直になることが、なにか負けたことのような気がして悔しいらしいのです。
だから、皮肉なことに、能力や経験の豊富な人にほど、かえって素直な人が多い。
「でも、素直になりたいのに、それができないんだよ!」という人がいる。もうすでに、その言葉自体が素直じゃない。
素直になることが必要だと思ったら、今日は昨日よりも1ミリでも素直になれるように努力すればいい。それだけのことです。
それが素直ということです。
「素直さ」は、もって生まれた性格ではなく、自ら獲得すべき能力です。常に磨き続けるべき能力です。
しかし、気をつけなくてはいけないことは、素直であるということは、妄信的であることとはまったく違うということです。このあたりは、ぜひ、『かぼ』を読み返してください。50~51ページに、「素直さ」に関するくだりがあります。