最高のおもてなし

「最高のおもてなし」って、気を使わないでいられる時間や環境をを提供することじゃないか、って僕は思う。少なくとも、僕はそういうもてなしが嬉しい。

お金を払ってどこかの店に行っても、もてなされる人のためよりも、もてなす側の自己満足とかエゴのほう強調されていて、かえってくつろげない、ってことがほんとうによくある。

あれこれ気を使ってもらったり、楽しませてくれようとしていろいろやってもらえるのも、それはもちろんありがたいけれども、ありがたいからこそ、「すみません、ありがとうございます」「気をつかっていただきましてどうも」などと、いちいち頭を下げてなきゃいけないから、かえって疲れちゃう。

相手を思ってもてなしとしてやっていることなのに、言葉で感謝してもらえないと気を悪くしたりする(笑)。それって、本末転倒じゃないか?

相手の緻密な心を動きを常に察知することが求められるセラピーを何年も仕事としてやってきて、他人の気持ちの動きに過敏になってしまっている貧乏性が染みついてしまった僕にとって、何も気を遣わないでくれて、こちらも気を遣わなくても、それでもうれしそうに一緒にいてくれる人とすごす時間こそが、ほんとうに最高の時間なんだ。

平気で呼び捨てにして、平気で悪口が言えて、平気でメールを無視できたり、平気で約束をどたキャンできたりする相手......。そんな人こそが、ほんとうのところ僕にとってはいちばん大切な人なんだ。

だから、大切な人には、僕にも同じように接してほしいと思う。

でも、これって、いちばん思い上がったわがままな贅沢だ、ってことはわかっている。なにしろ、こんなことを書いている石井自身が、誰よりも周りにピリピリと気を遣わせてしまうヤツだってことは、自分が痛いほど知っているのだから(笑)


★沢雉会ファーストシーズン募集終了まであと4日! 12月31日を過ぎると途中入会はできません!★

コンタクト

取材など、お仕事に関するご依頼は、以下のメールアドレスまで。

sales@sublimination.net

個人的なご相談などにはお応えしておりません。メールは担当者を通じて石井裕之に送られます。