気分がさえないときは、大好きなものの事を考えてみる......。そんなフレーズが『サウンド・オブ・ミュージック』にあります。
When the dog bites
When the bee stings
When I'm feeling sad
I simply remember my favorite things
And then I don't feel so bad!
~"My Favorite Things"
そこで、今日も、どうでもいいにもほどがある、石井が好きなものの話。
僕は、昔からわりとミステリが好きなんですが、最近はなんか分厚い本が多いですよね。ほとんど立方体のごとき京極夏彦の本とかも好きですし、ああいう長編を読むのは苦にならないんだけれども、でも、中編くらいの短目のもののほうが、ピシっとしまる感じがして石井好みなのです。なんというか、短距離走のような。長編だとごまかしのきくところも妥協せず、言葉ひとつの選び方も磨きに磨いた感じの。
ただブラックでダークなだけでは品がない。しびれるスタイリッシュな作品と言えば、なんと言ってもスタンリイ・エリンの『鏡よ、鏡』なのです。これは、いい! 文体がめちゃくちゃカッコいい!
ダークでアンハッピーエンディングなんだけれども、なぜかあと味すっきり。映画で言えば、クリストファー・ノーラン監督の『メメント』(これも、大好きです!)のような感じでしょうか?
ですが、残念ながら長く絶版の模様。「どうしてこんな有名な作品が......?」と思うのですが、絶版になっていた過去の名作も最近はどんどん再版されているので、きっと近いうちに出てくることでしょう。書店で見かけたら、ぜひ読んでみてください。
シビレますぜ、だんな。