先日、西野椰季子さんとお会いしたとき――
「『かぼ』よかったですよ」
「ありがとうございます!」
「登場人物の中では、私は、有馬さんのキャラクターが好きなので、キャスティングを考えたんです。ハリウッド版なんですけど......」
「ハ、ハリウッド版ですかっ?!」
「私のイメージは、キアヌ・リーブスなんです」
「お~」
寡黙で、かっこよくて、でもそれは、自らを律する厳しさからにじみ出るかっこよさ。そんな感じは、まさに有馬達也のイメージどおりですね。
ハリウッド版とは想像してみたこともなかったけれど、それじゃあ、松田純平はやっぱり、僕の大好きなマット・デイモンだろうか。ボーンじゃなくて、グッド・ウィル・ハンティングとかあるいはバガーヴァンスの感じの。
《かぼ》は、ベタだけど、ペイフォワードのオスメントくんしか思い浮かばない。でも、もう大人になっちゃっているからなあ。
宮崎祥子は、素朴さと一生懸命さがほしいから、オーディションで新人を起用、ってのはどうだろう?
そして、
「私のイメージでは、続編では、有馬さんが主人公になるんですよ」
と西野さんが言ってくれました。
お世辞もあるのでしょうけれど、こういうことを言ってもらえると、ほんとうに泣けるほど嬉しいものです。なぜなら、僕の心の中では、いまも全部の登場人物たちがリアルに息づいているのですから。
実は、僕の頭の中では『かぼ』3部作の想定までできていて、パート2では、まさに有馬達也が主人公になって、そして完結篇パート3では、エピソード0的に時間を越えてパート1とリンクして、それによって全体がひとつのメビウスの輪状態になる......というイメージなんです。
もちろん、続編が書けるなどというのは夢のまた夢。チャンスが訪れれば、形にできたらいいなあ、と思っているだけで。でも、こうやって想像してみるのは、ほんとうに楽しいものです。
ちなみに、前回大盛況で、100名以上のキャンセル待ちの出た西野さんのセミナーの第2弾が11月15日に開催されます。
この日は、石井も参加して勉強させていただこうと思っていますので、女性ばかりの教室で所在なさそうな僕を見つけたら、ちょっと構ってやってくださいね(笑)